アメリカ人じゃなくて、ホントウに良かった!
かつて、憧れたこともあったのに…
子供の頃、なんでアメリカ人に生まれてこなかったんだろう?と自分の運命を幾分悲しんだこともあったのに、今ではアメリカ人に同情すらしてしまう。
トランプがとうとう大統領になってしまったからだ。
これが決定打。アメリカに対して持っていた上質な楽天主義や夢や希望や良心とかいうものが、みるみるうちに色褪せていってしまった。
アメリカと言えば、ハリウッドを代表するアメリカ映画のつまらなさは、この数年ずっと続いていて年々観たいと思わせる映画が減少していた。いまやアメコミかアニメばかりで、失敗できないハリウッドの持つジレンマにかなりの閉塞感を感じていた。映画が誕生してから現代に於いてまで、かつてない程にアメリカ映画はつまらない時代になってしまっていると思っていたのは、僕だけなのだろうか?
ついにはアカデミー賞に対しても今までのようなワクワク感が減少している自分を感じていて、とても寂しい気持ちになっている。正直いうと、アカデミー賞授賞式には必ず会社も遊びも休んで準備万端で臨んでいたものだが、今年はテニスの予定が有るので録画でいいかな、なんて思ってしまっているのだ。
時代を反映してしまう映画という文化がこの有様のなか、トランプ大統領の誕生はむしろ必然だったのかもしれない、なんて思ったりもする。実際関係あるかなんて知らないけどね。
とにもかくにも、時代は確実に動いている。
僕達はこの時代にどう対応していくのだろうか?
ちょっと、引いた気分で考えるこの頃だ。