錦織に見るメディア報道の拙さ!


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ホントウに試合を見たのか?

先日フロリダで行われたATPテニストーナメントは、年に4回のグランドスラムの次に大きなマスターズ1000の大会。

結果は決勝まで進む快挙!

そして対世界NO1のジョコビッチが対戦相手となり、3-6,3-6の敗戦となった。

大手マスメディアの反応は錦織の完敗という表現に終始した。全くノーチャンスだった風の記事内容だった。

果たしてこのような記事を書く人はホントウに試合を見たのだろうか?或は見ても内容を理解できない程にテニスを知らない人なのか…。

マスメディアの重要な役割の一つに事実を正確に伝えるという事と、世界で活躍する人の足を引っ張らない(むしろ応援しろよ!)ということも大事なこと。

確かに、表面的に見れば今回のジョコビッチとのファイナルは錦織は自分のサービスを5回ブレークされている。しかし、同時にジョコビッチのサービスを2回ブレークしていることも事実だ。

決勝戦のジョコビッチの強さを考えれば、これはすごいことなのだ。さらに、様々な場面で錦織のプレーはジョコビッチを圧倒していたし、ジョコビッチの錦織に対する試合前の警戒は非常に強いものがあってその証拠に勝利の決まった彼の全身で飛び上がってガッツポーズをした様子は印象的だった。

今回、錦織は万全な状態でジョコビッチ戦に臨めたことから、相当自分に期待していたようだった。負けてしまったこと、彼を追い詰めることなく敗れたことをひどく悔しがった。なんと、その後の表彰式では「次は負かしてやりたい」と言ったのである。この言い方は表彰式での敗者からはあまり聞かないものだ。悔しさを表現したとしても普通はもっと穏やかな違った言い方になるものだ。ジョコビッチの勝利とマスターズの優勝が手の届くところまで来ている事を錦織自身が感じ始めているからこその言葉なのだろう。ジョコビッチも「自分も負けるわけにはいかないよ」とジョークまじりに言い返していたが…。

今回のジョコビッチ戦は、錦織圭にとって飛躍するための大きなエネルギーを得た試合になったのかもしれない。

それにしても、ノーチャンスの完敗という記事からいったい何を表現しようと言うのだろうか?そんなありきたりで表面的な記事を書くぐらいなら何も書かない方がよっぽどいい。

何も書かなきゃ、少なくとも頑張ってる日本の誇るアスリートの足を引っ張ることにはならないからね。

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