こだわりを捨てなきゃだよ!
人はどうして、こんなにもこだわりたがるのだろう?
とは言え、こだわりは人を面倒にするだけだと言うつもりもない。
何故なら、こだわりは人やその生活を豊かにすることもあるからだ。
それにしても、こだわりって、ただ生活してるだけなのに塵が積もるように増えていく。
それは、生活することが何かを選ぶ事の連続だからだろうか。
あらゆる場面で僕たちは、何かを選択し何かを決めている。そうしなければ物事は進んでいかないからだ。
選択や決定は何かと何かを比較検討することからスタートするが、人は知識と経験から培った価値基準や好みからそれを判断する。
そこにその人独自のこだわりが介在するわけだが、こうでなければならないといった基準が有ったり無かったりも真実だ。
確かな事は、歳を重ねると経験値がいたずらに増えるからなのか、その人なりのねばならないが増えてしまうことは避けられない。
年寄りにめんどくさい人が多いと言われるのは当たり前のことなのだ。
つまり、歳を重ねれば重ねる程にねばならないが増えていくので、大したことのないモノはどんどん消していこう!ということなのです。
よく考えてみればこうでありたいとか、こうでなければならないとか言うことの中身にはそれ程大した意味も根拠もなさそうだ。ただそう思い込んでいただけだったなんてこともよくある話で、この頃は自分の生活の些細な決まり事のようなことを敢えて崩しみたりする。すると、案外今までは何だったんだろうと思うことの方が多く感じている。で、やってみると意外に気持ちの良いものだということが最近わかった次第だ。
生活が気持ち良くなることは、とてもいいことだ。
だって幸せになることだから。
こだわりなんて全部捨てちまえ!
なんてね。