還暦過ぎてセブンでバイト/29日目 VOL6


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2016/5/17

セブンバイト /29日目

3週間前、ひどい風邪をひいた

1ヶ月以上経ち、ようやく慣れはじめてきたところの体調不良。

眼が細菌性結膜炎で真っ赤になり、瞼も腫れて三分の一程度しか眼を開けられなくなった。

しかも、出ずらくなった声で接客したら、ほぼ声を失ってしまった。

意志の伝達はささやき声だけ。

以前の仕事場であるならいくらでも休めたし、ここぞとばかりに好きなだけ休暇を取ったに違いないけど今はいちアルバイトの立場。いくら半人前とはいえギリギリ少人数でやり繰りしていることが分かるだけに、休むわけにはいかないと思ってしまったのが運の尽き。

有り得ない状態にもかかわらず、出勤したのであります。

仕事は色々あるものです

そんなんで仕事出来ますか?

「出来ます、声さえ出さなきゃ」とウィスパー高木は答えたのです。

その日は雑誌の整理と品出しと廃棄の管理、タブレットのようなハンディスキャナーでメモりながらのカップ麺等の品出し等々。やることは色々あるもんだ。

次の日はなんと冷蔵室の作業。風邪ひいてるのに……なんで冷蔵庫の仕事?何だか背に腹は代えられぬ的な感じなのか?

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ドリンクコーナーの後ろが巨大な冷蔵庫になっていて、いわば倉庫なのだがそこに籠って商品の整理と品出しをする。真冬のジャンパーを着込んで冷蔵庫のスイッチを切ればなんとかなる。但し10分毎にサーモが作動してスイッチオンになるので、その度に外に出てスイッチを切る作業を繰り返せば1時間でも入っていられるのだ。その間ドリンクは冷えないけどね。でも風邪ひくよりはマシだから、もう風邪ひいてるってーの!

声もある程度出るようになり、よううやくレジに入れるようになったのは5月の連休が終わってから。

3年ぶりにひいた風邪は、3年分の風邪らしい。

そしてまだ治りきっていない。もうすぐ1ヵ月が経とうというのに。

参った。

2016/5/17


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