平凡な人生を非凡な人生にする方法とは
非凡な人生、非凡な日々
憧れるよなあ
非凡という響き
でも、非凡て何だろう?
もし、愛おしい人生を生きることができたなら
それこそが非凡な人生なのだ
と、映画は言う
もし、毎日の平凡な日々を、本当に愛おしく過ごすことが出来れば
それが、非凡な日々となるのだろうか
平凡な時間も、非凡な時間の輝きを帯びていくのだろうか
もし、大切な人たちを、本当に大切にすることができれば
愛おしい人生となるのだろうか
映画は、もしも特殊な能力があったとしても
例えば、金を得るために使うとかではなく
愛のある人生を構築することにのみ使うことが
人を幸せにするコツなのだ
と言うのである
なんと平凡な結論なのだろうか
さらには、愛ある人生のために必要なこととは
平凡な日々を大切に生きることだ
とも言うのだった
映画はその事を云うために、極めて奇抜な仕掛けを用意し、観客を不思議な世界へと誘う
観終わった後、ぼくはとても心地よく納得し、幸せな余韻に浸るのだった。
MY評価 : ☆☆☆☆
2014年日本公開 124min 英/米合作
原題 ABOUT TIME(良い頃合い)
監督・脚本/リチャード・カーティス、音楽/ニック・レアード=クロウズ 、
撮影/ジョン・グレセリアン
キャスト/ドナルド・グリーン、レイチェル・マクアダムス、ビル・ナイ