デビット・リーンとモーリス・ジャールのコンビ
もう、二度とこんなスケールの大きな映画を観ることはできないのか?
広大な自然をバックに、骨太なテーマと繊細な演出で描かれる世界は、デビット・リーン独自の世界だ!そこに、モーリス・ジャールの壮大でいてリリカルなメロディーが映画全体を支えているのだ。
何故だかわからないが、「アラビアのロレンス」とか「ドクトル・ジバコ」のような映画ってもう出てきていない。
単に、映画製作の環境の変化だけではないのだろうか?
やっぱり、唯一無二の才能って存在するのかもしれない。
この空気感、もう味わうことは出来ないのかもしれない。
そんな映画。
MY評価 : ☆☆☆☆
1970年公開 イギリス 195min 原題 Ryan's Daughter
監督 デビット・リーン
音楽 モーリス・ジャール
撮影 フレディ・ヤング
キャスト サラ・マイルズ、ロバート・ミッチャム、ジョン・ミルズ、
クリストファー・ジョーンズ
1970年アカデミー助演男優賞、撮影賞受賞