ハンガー・ゲーム、いよいよシリーズ最終章
全米メガヒット、余裕の全篇すべてが大助走映画!
2部構成の前半の作品となる。全米メガヒット作品の余裕なのか、今回はクライマックスに向けての助走にすべてが費やされてる。全編すべてなのでとんでもない大助走映画。
それでも大ヒットなのだから凄い現象だ。
助走だから、大した盛り上りもなくひたすら悲劇と我慢に終始する。本来は一気に観るべき構成だと思うが、商売上2回儲かることが分かっているのだから、それを放棄する理由などどこにもないのだろう。
相変わらずドナルド・サザーランドが大ボスの存在感を見せつけるが、対抗するジェニファー・ローレンスもすでにアカデミー賞受賞の貫禄だ。すでに見劣りしないところは恐れ入る。
こういった作品の彼女のモチベーションを若干心配するところだが、全く心配無用の職人芸を披露してくれる。大作主演の責任感全開といった趣きだ。
後半はもうすぐ公開らしい。予告編を見ると一気にカタルシスの爆発を演出する大スペクタルみたいで、やっぱりちょっと観てみたいかな。
MY評価 : ☆☆☆
2015年公開 アメリカ 123min
原題/The Hunger Games: Mockingjay – Part 1
監督/フランシス・ローレンス
キャスト/ジェニファー・ローレンス、ジュリアン・ムーア
フィリップ・シーモア・ホフマン、ドナルド・サザーランド