ヤバイ映画を観てしまった!
遠い空の向こうで、今も日々行われている戦争がある。
今日も今もこの時も、目の前で親を殺され、女たちは強姦凌辱される。
男たちが飽きるまで数週間ごとにたらい回し。
飽きて殺される迄それは永遠に続いていく地獄だ。
子供たちはさらわれ、女の子は性奴隷として10歳ぐらいが一番好まれ、
男の子は殺人兵器として作り上げられる。
バハールという女隊長の率いる女たちだけの武装部隊があった。
彼女たちは歌う。
女の声が聴こえると敵は震えあがるという。
女に殺されたら天国へはいけないという。
女は恐いもの知らずだからと……。
女たちのくぐり抜けてきたあまりにも悲惨な体験が
バハールたちのような女戦士を生み出していく。
絶望の果てにも希望があると信じて、
バハールの涙と共にいつしか立ち上がる。
一人でも多くの人に観てほしいと願う映画だった。
MY評価:☆☆☆☆
2018年/2019公開 111min
仏、ベルギー、ジョージア、スイス合作
監督・脚本/エヴァ・ユッソン
音楽/モーガン・キビー
キャスト/ゴルシフテ・ファラハニ、エマニエル・ベルコ