「ザ・ロック」には、後の「アルマゲドン」と「トランスフォーマー」の全てがあった。
マイケル・ベイの世界の完成形すでに此処にあり!
今、「ザ・ロック」を観るというのは、思いがけない発見があって、面白かった。
ほとんど20年ぶりに観たわけだが、「アルマゲドン」も「トランスフォーマー」もすでに観ているうえで、その前に製作した作品「ザ・ロック」を観るということは興味深かった。
ストーリーテリングにおける効果音の傾向と使い方、カメラワーク、マイケル・ベイ特有の多少けれんみの有るカタルシスの作り方、もうすでに完全に出来上がっていたことに驚かされた。
確かに、当時も非常に面白く興奮したあの感覚を今も思い起こさせるが、その後の作品群はこの作品が原型にあったことがよくわかる。
キャストも素晴らしく、苦悩するエド・ハリスの渋さ、若かりしニコラス・ケイジの生きの良いマッチョぶり、やっぱりカッコいいショーン・コネリー。
MY評価 : ☆☆☆☆
1996年公開 アメリカ 135min 原題/The Rock
製作/ジェリー・ブラッカイマー、監督/マイケル・ベイ
製作総指揮/ショーン・コネリー、撮影/ジョン・シュワルツマン
キャスト/ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリス