映画と演劇のスクランブル交差点にバードマンが飛び回る。
だって、トリ男は何処へでも行くことができるから。
バードマンは厄介だ。いつも自分に問いかけてる。
自分の存在価値は?
存在理由は?
それは、やっぱり人から求められることだろう。
それも自分の「愛する人」なら完璧だ。
「愛する人」がいて、求めてくれて、
更に、自分も愛することが出来ればなお良い。
当たり前のようだが、
これが人生難しい。
もう、人間の究極の命題だ。
世の中、それがままならずに様々な犯罪が生まれてしまう。
究極の命題はコンプレックスの衣をまとうと、強烈なスパイスで濃厚だ。
映画と演劇のスクランブル交差点にバードマンが飛び回る。
ブロードウェイを飛び回り、アカデミー会員の間を飛び回り、世界中の業界巡りだ。
そして、私たちの頭の中を飛び回る。
そんな映画。
MY評価:☆☆☆★★★
2014/2015年公開 アメリカ 119min
原題/Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)
スタッフ 製作・監督・脚本/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、
音楽/アントニオ・サンチェズ、撮影/エマニュエル・ルベツキ
キャスト マイケル・キートン、ザック・ガリフィアナキス、エドワード・ノートン、
エマ・ストーン、エイミー・ライアン、ナオミ・ワッツ
第87回アカデミー作品、監督、脚本、撮影賞受賞、他多数受賞