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同情の余地すらない悪女映画

「ゴーン・ガール」の後に撮ったロザムント・パイク主演の悪女系映画だが…

普通どんな悪女や悪人でも、主役であれば観客は多少の感情移入をするものだが、この悪女に同情の余地すらわかないのだ。

極めて乾いた印象の映画なのである。

主人公の胸中は怨念がどす黒く渦巻いているのだろうが、その顔は薄く乾いた微笑みが張り付くだけだ。

どうやら潔癖症らしいことと、自分が正しいと思ったことに執拗に執着する性癖をいくつかの場面でさりげなく見せることで、彼女のヤバそうな行動を予感させるところが特に上手い。

直接的に自分を攻撃した者への感情の激しさは異常きわまりないから、よくぞここまで表面的にしろ普通に生きてこられたもんだと思ってしまう。表面的であってさえそれは無理だろうというぐらい有り得ない性格は、さすがにこんな女いるわけないだろと思わないでもないが、彼女の過激な内面の在り方が映画的にワクワクどきどきで、そんなことはどうでもよくなるところがこの映画の面白いところだ。

観終わっての正直な感想は「今までこんな女に出逢わずに生きてこられた自分の幸運に感謝!」であった。

運が良かっただけなのだ!とリアルに思わせる凄い映画なのでした。

怖いようー!

MY評価:☆☆☆★★

2015/2016WOWOW初公開   アメリカ   94min   

原題/RETURN TO SENDER

監督/フアド・ミカティ

キャスト/ロザムンド・パイク、シャイロー・フェルナンデス、ニック・ノルティ

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